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cloud service introducedクラウド導入支援
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失敗しないクラウドの選び方
最近クラウドに移行する企業が増えていますが、選ぶ基準は何でしょうか?
- ①容量単価が安い?
- ②大容量が提供されている?
- ③知名度が高く安心できるサービスだから?
一般的にはこのような理由が多いと思いますが、いずれも間違いではありません。
しかし、本当に大切なのは、「その企業に合った運用に適しているか」という点です。そこをご考慮下さい。
- 【各クラウドサービスの得意/不得意を理解する】
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ここでは、わかりやすいようAMAZONが提供する(AWS)とGoogleが提供する(GoogleDrive)を比較します。
- 【クラウドストレージサービスとは】
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これまでパソコンやサーバー上でデータ共有していた仕組みをクラウド上に作り、簡単にデータを共有する事が出来るようになります。
つまり、パソコンやサーバーの容量を節約する事が可能になり、インターネットが接続できる環境があればどこからでもデータにアクセスできるサービスです。
- 【GoogleDriveはどのようなサービス?】
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Google Driveは一般的なクラウドストレージサービスと似ています。
Google Workspace(旧称 G Suite)
単にデータをストレージ(クラウド上のHDD)に置く事が出来るサービスで、インターネットが使える環境であればどこからでも安価にデータにアクセスする事が可能になります。また、様々なサービスを統合したGoogle Workspace(有料)もあるので、選択肢として覚えておきましょう。
: ビジネス向けのコラボレーション ツールしかしメリット・デメリットもあるので、少し紹介しておきましょう。
- メリット
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- ①難しい設定もなく簡単にクラウドへ移行する事が出来ます。
- ②クラウド上のデータも専用のソフトを使用せず、
Googleが提供する「Vault」と言うサービスを使うことで、運用に応じたバックアップが行えます。 - ③契約するユーザー数を増やす事で「アクセス制限」にも対応可能。
(アクセスできるユーザとできないユーザを設定可能)※ユーザー数を増やす毎に費用は発生します。 - ④容量を簡単に増やす事が可能。※容量を増やす毎に費用は発生します。
- ⑤データの容量内であればどれだけ使っても定額費用です。
- デメリット
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- ①Excelなど、複数の人間が頻繁にデータを開き編集するような使い方には向きません。
AさんがExcelデータを開き、その直後Bさんも同じExcelデータを開いた場合。
通常サーバーやPCの共有では
「〇〇〇.xlsは編集中のためロックされています。使用者はAさんです。」
などとアラートが出る為、二重の編集/誤った上書きなどを防ぐ事ができますが、
クラウド利用だと両方開けてしまうため、以下のような不具合が発生する場合が
あります。AさんがExcelを編集保存。その後Bさんが編集保存した場合など、開く
タイミングによってはAさんの編集内容は破棄され、Bさんの編集内容だけが
反映される場合があります。 - ②Accessなどで作成している顧客管理のように「共同で編集・入力」が出来る
ツールなど。これも①と同じ事が言えます。 - ③クラウドである以上どのサービスも同じですが、インターネット経由でデータにアクセスする為、
容量が大きいファイルを開く際は時間がかかり、イライラする方も多いようです。 - ④クラウドの場所(国)を選ぶ事ができない為、社内ルールで海外にデータを持ち出せない場合にも不向きです。※2020年12月10日 弊社にて検証
- ①Excelなど、複数の人間が頻繁にデータを開き編集するような使い方には向きません。
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- 「GoogleDriveの注意点」
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動きとしては、クラウドのデータにアクセス(ファイルを開く)すると、クラウド上のデータを一旦キャッシュとして
PCにダウンロードし、編集が終わって上書きをした段階で、クラウド上へそのファイルを上書きする動作を行います。
その為、先ほど【デメリット】①で紹介したAさんとBさんの上書きによるデータの損失が発生するわけです。
- 「AWSはどのようなサービス?」
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わかりやすくシンプルに説明すると、AWSは「これまで社内に置いていたサーバーをそのままクラウド化しよう!」と言うサービスに特化しています。つまり、クラウド上に専用のサーバーを準備し、通信量やサーバーにかける負荷などに応じて料金が発生する仕組みです。
例えば「社内に弥生販売、販売大臣などを構築している」「ファイル共有を構築している」このような方々にはとても有効なサービスで、環境をそのままで移行する事が可能になります。特にファイル共有において「アクセス制限」を設けている場合など、とても有効です。- メリット
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- ①社内にサーバーを構築する場合と同じように運用できる。
- ②基本的にやりたい事がなんでも出来る。
- ③Google Driveと異なりExcelなど同時に編集するファイルが多い場合、基本的にデータの損失が発生しない。
- ④クラウド上に全てのシステムが完結できる為、ハードウェアの保守、電気代などの経費が必要ない。
- クラウド上のデータも専用のソフトを使用せずデータセンターと事務所をVPNで直結できる。(各PCにソフトを入れる必要がない)
- ⑥世界中のデータセンターから希望の場所を選ぶ事が出来る (日本から持ち出せない規制があるデータについては、『東京リージョン』を選ぶ事が可能)
- デメリット
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- ①予め設計したスペックで基本料金が発生する以外に、データへアクセスした通信量に加えサーバーに負荷をかけた場合、
その料金も加算される為、請求金額が読み辛い。 - ②クラウドの設定(設計)が非常に複雑で、専門業者へ依頼する必要がある。
- ③Google Driveに比べ月額料金がかなり高額になる。(推測:ストレージを利用した場合10倍以上)
- ④クラウドである以上どのサービスも同じですが、インターネット経由でデータにアクセスする為、容量が大きいファイルを開く際は時間がかかり、イライラする方も多いようです。
- ①予め設計したスペックで基本料金が発生する以外に、データへアクセスした通信量に加えサーバーに負荷をかけた場合、
- 「AWSの注意点」
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Amazonが提供するAWSは「一式いくら」と言う感じではなく、料金形態が細かに設定されています。
料金 – AWS VPN | AWS (amazon.com)を参照
例えば安全にデータにアクセスを希望する場合、VPCと言うサービスを付加できます。
これはVPNと同じ仕組みで企業とAWSを安全に接続するものですが、接続時間・データの転送量に応じて料金が発生します。このように、AWSの場合「基本料金はあるけど、使った分だけ更に払ってね。」と言う感じです。
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